一周まわって、まわらない寿司(企業2)

全国にある回転寿し店は約4000店。
これまで郊外のロードサイドを主戦場として順調に店舗数を増やしてきたけど、さすがに飽和状態になりつつある。
でね、新たな出店余地というと都心部ってことになるわけ。
でも都心部は土地が高いから面積は狭くなる。
で、「よし、回転レーンを外しちゃおう」ってことになった。
おお、画期的。
まずカウンターで注文して、レジで支払い、テーブルに自分で運んで食べる、という方式。
はなまるうどんみたいなイメージかな。
かっぱ寿司は6月に「かっぱ亭」という名前で越谷市に実験店をオープン済み、スシローも来年夏には実験開始の予定。
はま寿司は既に都心部への小型店出店で先行してるけど、ここんちは回るね。
ただ、同じグループの「すき家」のノウハウを活かして、省スペースの厨房を少人数で切り盛りする工夫をしてるんだって。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
かっぱ亭の客単価は600円前後で既存の回る店より400円程度安いんだって。
先に支払うと「ついもうひと皿」みたいなのが無いからかな。
結構違うよね、大丈夫?
「よし、じゃあ対面で板前さんが注文に応じて握るってのはどうだ。食材の質も上げて、落ち着いて食べられる雰囲気にして、価格も上げよう」
ってとこまでいったら本当に一周。
(tj)