中国安価に日本大苦戦(1面)

今、中国が増産、増産、おー鼻が長いのねーってことで
日本企業の収益を圧迫しちゃってる。
何が起きてるかというと、中国も市況としては厳しいんだけど、
国有企業を中心に地元の雇用や経済を支えるためにガンガン生産
させて、在庫の山にならないようにジャンジャン値引きしてんのね。
その安価が流通しちゃってるもんだから、日本企業は安値相手に
大苦戦ってわけ。
その筆頭は鉄鋼。
10月に合併が決まってる新日鉄と住金は2,400億円の特別損失を
計上することになっちゃった。
内容としては採算が悪化した製鉄所の減損処理。
工場の減損処理ってのは、持ってる工場の資産価格ってどれかけ
ガッチリ儲けるかで決まってくる。けどその力がなくなってくると、
損失を計上し、資産価格を下げなきゃいけないルールがあるのね。
そのこと。
これが製鉄に限らず、化学、太陽電池、造船と軒並みやられてるんだよ。
ピンチだねぇ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
2,400億円も損失計上せねばならないってことは、どれだけ儲からない戦いを
強いられてきたかってのを物語ってるね。
国有企業だもんなあ。ズルイよなあ。
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