送電網をみんなで作るから風力発電がんばってみようか(1面)

風力発電ってさ、風が吹けば電気が作れるんだけど、その風が吹く場所、しかも一年を通じて強い風が、ってなるとその場所は限られる。
でね、有望なのは北海道とか東北の海沿いの地域なんだけど、そこって電力の消費地からは離れてるのね。
つまり、海沿いで発電するのはいいけど、街中まで送電するための送電網が無いわけ。
じゃあ電線引っ張ればいいじゃん、って話なんだけど、その送電線整備のコストが高いってんで、みんな二の足を踏んでいる状況。
で、今日のニュース。
政府は、電力会社と風力発電事業者と共同で3000億円規模の基金を設立して、そのお金で風力発電のための送電網を整備していくことにしたんだって。
初期投資分はその基金が持つから、風力発電事業者はこれまでより事業開始のハードルが下がる。
さ、積極的にいこうよ、って話ね。
ただし、初期投資はいらないけど、そのコストは送電線の利用料として払わなければならないわけで、それは電気料金や税金に乗っかるわけで、最終的には我々消費者の負担になるわけで。
ま、要するに負担と再生エネルギー普及促進のバランスが課題なわけです。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
日本では、まだ風力発電の比率は1%にも満たない。
それを2030年までに5%程度にするのが目標なんだって。
(tj)