国産米の競争力がついてきてる(経済)

日本の米は、輸入米に比べて高い。
だから、外国から安い米がたくさん入ってくると、農家がつぶれちゃう。
ってことで、輸入米には778%っていう高関税がかけられてるのね。
一方で、民間業者が輸入米を直接取引するSBS方式っていうのがあって、
10万トンを上限に、取引ができる。
この方式は、輸入価格に3割ぐらい上乗せして、国内に販売されてる。
で、今年度、このSBS方式の輸入米と、国産米の価格差が縮まったもんだから、
SBS方式の米が前年の6%程度しか、取引されてないんだって。
あまり値段が変わらなかったら、国産のものを買ったほうがいいってことね。
価格差が縮まったのは、国産米の価格が下がったのと、世界的な需要増で、外国産米の価格があがったから。
ちなみに、国産米は、輸出も伸びてる。
1〜9月の輸出量は、前年より6割増しだって。
外国では日本米はやっぱり高いけど、人気も高いんだね。
今話題のTTPなど、貿易自由化に備えるためにも、輸出が増えて、競争力がつくことは重要なこと。
そのためにも、コストを削減して、強い農家をつくっていかなきゃね。
2011年度からは、作付面積を10アールひろげるごとに2万円の交付金を加算するなどして、
大規模かつ効率的な経営を、農家にすすめていく方針だよ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
日本の農家は規模が小さいから、外国の大規模農家に価格でかなわない。
って、ずっと言われてるけど、なかなか大規模化は進んでない。
いろいろ大変だろうけど、国に守られてることでの甘えも一部はあるんじゃないかなぁと
個人的には思っちゃう。
でも、品質を守りながら、文化を守りながら、効率化するのって、難しいんだろうなぁ。
(ずっ)