温家宝首相のインドビジネス(1面)

今回、06年の胡錦涛国家主席以来となった温家宝首相のインド訪問。
主旨としてはこんな感じ。
「我々は国境問題で揉めてるかもしれないが経済面で協力すべき大切なパートナーなんです!
というわけで今回の発電設備等の1兆7000億円購入の件、ハンコちょうだいね。
あ、お金は中国の銀行が低金利で貸すから心配しないでね。
それとやっぱりお互いのビジネスを拡大させるには関税が邪魔するからFTAの交渉もしちゃいましょうよ。」
ってなイメージ。
ちなみに1兆7000億円(200億ドル)って11月にオバマ大統領訪印した時の経済協力額の2倍になるよ。
これに対してインド側は。
「おいおい、これじゃあ中国からの買い物がドンドン増えていくだけじゃねえか。
現に中国にIT売り込みに行っても国外企業には冷てえじゃねえか。
FTAなんか進めたら輸入が超飛躍的に伸びて、輸出はちょっとずつ伸びるだけの貿易赤字拡大になるだけだよ。」
って懸念してる。
もちろん温家宝首相は「いやいやいやこれからは中国は買いますよ。まかせてよ。」って答えてる。
というわけで経済摩擦も懸念される今回の訪印。
まずは1兆7000円の商談成功で上機嫌といったところなのかな。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
しかしトップのパワーがケタ違いだね。迫力っていうのかな。
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