価格メカニズム(その1)

経済学的に、世の中のモノやサービスの価格が決まるしくみのことをいう。
ある商品があるとする。
売り手はなるべく高く売りたいと思い、買い手はなるべく安く買いたいと思う。
これ当たり前。
でもそのままじゃ両者の希望価格に開きがあるのでなかなか取引がまとまらない。
すると、売り手は「たくさん買ってくれるなら少し安くするよ」って新たな値段をつける。
買い手は「もうちょっと下げてくれなきゃ買わないよ」と返す。
このやりとりを繰り返すうちに「ここまでしか下げられない」ってラインと「この価格なら買ってもいい」ってラインが交わる。
そうやって世の中のモノやサービスの価格が決まっていく仕組みを「価格メカニズム」という。
ちなみにそこでは単に価格だけじゃなくて「作る量」=「売れる量」も同時に決まる。


■ひとこと
売れる量より作り過ぎればアウトレットで安売りし、本来売れる量に足りないと「プレミア」がついて価格が上がる。
これも価格メカニズムのしわざ。
(tj)