価格メカニズム(その2)

経済学でいう「価格メカニズム」ってのは買い手と売り手が世の中にある全ての情報を平等に持っていることを前提にしてる。
つまり同じような製品とどこがどう違って価格がどう違うとか、いくつ多く作ればいくら安くなるかとか。
学問的に分析するにはそうやって単純化したモデルをつくると説明しやすいんだけど、実際はそんなに単純じゃないよね。
例えば経済学的には「安ければ安いほどたくさん売れる」はずなんだけど、実際には安すぎると「品質が悪いんじゃないか」って疑われて、あんまり売れなかったりする。
つまり「安すぎる」って思われない程度のところに本当に一番たくさん売れる価格があると言われている。


■ひとこと
マーケティング的にはそれを「値ごろ」と呼ぶ。
スーパーなどの小売店は常にそれを研究してるんだって。
(tj)