早めに世界ルール採用へ(1面)

企業の会計基準の話。
会計基準ってのは、何を売上としてカウントして、何を費用としてカウントし、で何を利益として計上するか、っていうような、企業が会計報告するときの計算ルールのこと。
日本基準、米国基準、国際基準っていう3つの基準が三大基準と呼ばれている。
なんでそんなに種類があるかっつうと、企業が持ってる株の含み益はどうカウントするの?とか、いろいろ細かいところで違うんだって。
で、今日のニュース。
日本政府は、2015〜16年頃には、日本企業にもその国際基準を義務付けたいなって考えてるんだけど、企業側はその先を行ってて、経団連が19の大企業&大手監査法人と協力体制を構築。
住友商事、日産など一部企業は2011年3月期から国際基準を採用しようとしてるんだって。
いやさ、ルール変えるのってすげぇ大変だから最初めは躊躇してたんだけど、いつまでもローカルな日本基準でやってると、世界の投資家から「ルールが違うんじゃあ比べらんねーよ。投資しにくいな。」って言われ、海外での資金調達もままならない。
今時、世界の投資家にソッポ向かれたら競争に勝てないから、予定を前倒して攻めるんだね。
彼らがモデルケースになって、「おいみんな、こうやればいいぞ」っていう先発隊の役目も果たす。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
その方が自分達の為になるから。
ルール変更としては理想的な流れだよね。
(tj)