日本の威信をかけたスーパーコンピュータ、CPUをイギリス製にして使い勝手よく(企業総合)

スーパーコンピュータの開発といえば、その国の威信をかけた国家プロジェクト。
だから、国産の独自技術にこだわり、釤一番釤を目指してきた。
で、今日のニュース。
日本代表は富士通理化学研究所が共同開発する「京」ってマシンなんだけど、その次世代機は、頭脳にあたるCPUにイギリスのアーム・ホールディングスって会社の基本設計を採用することにしたんだって。
富士通オリジナルだと使えるソフトが富士通とその利用者が開発したやつに限られ、はっきりいってガラパゴス化してきてたんだよね。
だから、欧州のデファクトスタンダードになりつつあるアーム社のCPUを採用したってわけ。
ただ、利用者の利便性が上がると同時に富士通にとってはリスクもある。
「なーんだ、基本設計は欧米、生産は中国にすれば同じ性能のスパコン作れちゃうじゃん」ってなると、富士通の存在意義がなくなり、パソコンやスマホと同じ道を辿るんじゃないかってね。
「回路の組み方で独自性は失わない」と言ってるけど、どうなるんでしょうね。

■カミクダキストのつまりそういうこと?
最新ランキングによると計算速度1位と2位は中国のマシン。
しかも1位のはCPUも中国製(2位のCPUは米国製)ですってよ。
(tj)