タイでは地元のコーラが頑張ってる(アジアBiz)

タイは日本と中国に次ぐアジア3位のコーラ消費国。
常夏の気候と辛い料理にはコーラがピッタリなんだ。
で、コーラといったらコカ・コーラペプシの2強でシェアの大半を占めるってのが世の常なんだけど、タイだけは違うんだよね。
頑張ってるブランドその1は、地元企業スムースックが売ってる「エストコーラ」。
このスムースック、元はペプシの瓶詰めから卸売りまでを60年間に渡って請け負ってきた提携先だったんだけど、2010年にペプシが敵対的TOBを仕掛けたところから関係が拗れ、結局TOBは失敗、提携も解消して今に至るんだよね。
それまでに培った配送網や20万店の取引先を生かすべく自前の「エストコーラ」で反撃に出たってわけ。
今や9.1%のシェアを獲得してる。
頑張ってるブランドその2はペルー生まれの「ビッグ・コーラ」。
ノンカフェインと、南米新興国で培ったノウハウを武器に、なんと19.3%もシェアを抑えてる。
ペプシもタイでの反撃の準備をしてるけど、新興勢はベトナムインドネシア、欧米やアフリカへの参入も検討してたりして、世界地図が変わるかもね〜。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
サイダーとかオレンジジュースではこういう話を聞かないわけで、コーラってひとつのカテゴリーなんだよね。
(tj)