間伐材で発電、採算とれるからやるよ(企業)

日本製紙が、間伐材などの未利用木材を100%使った発電事業を始めるよ。
間伐材ってのはさ、建築廃材などのリサイクル木材よりも毎年たくさん発生するんだけど、森林から持ってくるための回収コストが高くて高くて、発電の燃料に使おうなんてことは考えてこなかった。
それがね、政府が固定価格買い取り制度ってのを始めたおかげで、未利用木材を使って発電した電力はリサイクル木材の2.5倍にあたる1kWhあたり33.6円で買い取ってもらえることになったんだ。
で、「ん、それなら採算とれるな」ってことになり事業化することにしたんだって。
木材ってのは成長する時に二酸化炭素を吸うから、それを使って発電しても「二酸化炭素排出ゼロ」っていう扱いになるんだよね。
だから政府も後押ししてるんだ。
日本製紙の今回の投資額は約30億円、九州電力への売電で年13億円の売り上げを見込むよ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
「植物を燃やした場合はCO2排出ゼロとみなす」ってルール、いまだになんかしっくりこない。
(tj)