不良債権の予備軍を支援しよう(1面)

リーマンショック後の2009年12月、中小企業への融資が滞らないようにするために、中小企業金融円滑化法ってのが施行された。
返済や財務内容に懸念があっても、経営改善が見込めるようなら、正常の債権に分類できるっていう制度ね。
要は、引当をたくさん積まなきゃならない不良債権に分類しなくても済むから、融資しやすいってことね。
だけど、この法律も来年の3月に終了しちゃう。
となると、いっきにどーんと不良債権が増えて、銀行経営を圧迫しかねない。
そこで、地方銀行が、中小企業の支援強化の動きを強めてるよ。
民共同のファンドを設立して、技術力を持ってるのに業績不振な企業に出資したり、経営に助言したり、債権を買い取ったりしてる。
政府もファンドの設立を促したり、企業再生支援機構中小企業再生支援協議会との連携体制を整えて、円滑な企業再生を支援していくよ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
不良債権予備軍は26兆6000万円だって。
これが不良債権になるか、ならないかでは、大きな違い。
というのもあるけど、今回の支援が日本の中小企業全体の活性化につながるといいよね。
(ずっ)