薬のネット販売はじまるか？（総合）

2009年6月に薬事法が改正されて、大衆薬は副作用のリスクが高い順に、第１類から第３類に分類された。
で、省令で、第１と第２については、薬局などで対面販売しなければならないと定めて、ネット販売を原則禁止にしてる。
それに対して、「ネット販売でも十分に情報提供できるから、規制は不合理だ」って、ネット通販会社２社が訴えてた。
医薬品・健康食品のネット通販をしてる「ケンコーコム」と「ウェルネット」の２社ね。
で、昨日、東京高裁が「ネット販売を原則禁止にする省令の規定は、法律の委任なしに国民の権利を制限しており違法」と判断したよ。
ネット通販企業は、歓迎を表明。
参入を狙っている企業もたくさんいるから、解禁されれば一気に増えそう。
一方で、日本チェーンドラッグストア協会は「国民の安全を保つための法がつぶされようとしている」という声明を発表したよ。
ネットにシェアを奪われたら、大打撃だもんね。
でも、マツキヨなどは自社サイトで化粧品などの販売をすでに積極的にやっているから、どう転んでも準備万端ってな状況。

■カミクダキストのつまりそういうこと？
どんな企業でもネットで販売できる状態はこわいから、ある程度そこに厳しい縛りは必要かもね。
その上で、ネット販売ってのは合理的なんじゃないかな。社会のニーズもあるわけだし。
そうなってくると、ドラッグストアにいる薬剤師の役割って減ってきちゃうのかな・・・？
なんだか微妙な問題でもあるね。
（ずっ）