伊藤忠、紙原料を抑えに行きます(1面)

伊藤忠が、フィンランドのメッツァファイバーっていう製紙原料パルプの会社に約520億円(24.9%)出資することを決めたよ。
メッツァはパルプ生産の世界5位。
針葉樹パルプに限ると世界2位なんだって。
え、いまどき紙?って思うかもしれないけど、実は世界の紙需要はグイグイ成長中。
現在の世界需要が年間約4億トン、それが新興国の成長をテコに、2020年には4億8千万トンまで伸びるとみられてるんだって。
印刷用紙は電子化の影響を受けるんだけど、包装紙や紙袋はずっと需要が伸びる見込みらしいよ。
で、針葉樹パルプってのは繊維が長くて強いから、その包装紙や紙袋には必須の原料なんだって。
ライバルの丸紅も世界2位のパルプ取扱量を誇り、ギョーカイ的には熱い分野なんだね。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
資源を抑える大切さ。
(tj)