春闘って何?(総合)

春の労使交渉、いわゆる春闘の季節が訪れました。
が、いろんな環境の変化もあって、「そもそも春闘って意味あんの?」的な空気になりつつあるんだって。
例えば、電機メーカーでは「高卒・現場社員」の賃金をモデルの一つとして交渉するんだけど、国内生産は縮小が進んでるからそのパターンの人はすごく減ってて、つまりそのモデルがみんなの代表になってない。
一方、好調で雇用を増やしてるインターネット業界では、個人個人の成績を給料に反映させる年俸制を導入してるところも多いから、団体で交渉するってのがそぐわない。
そんな世相を反映して、労働組合の組織率ってのは83年に30%だったのが今や18%台まで落ち込んでる。
雇う側と雇われる側の議論の場としては意味があるんだけど、みんな一律で給料交渉するってのは、時代に合わなくなってきてるのかもね。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
多様化は格差と表裏一体。
ひとつ言えるのは、みんな一律に右肩上がりって時代ではないということ。
(tj)