花王とカネボウの化粧品ブランド削減(企業総合)

花王は、2006年にカネボウ化粧品を買収したんだけど、
どうも相乗効果や効率化がうまくいってない。
2010年3月期の売上高は、9%減の2651億円。
営業損益は、320億円の赤字。買収にともなう費用を除いても、17億円の赤字という状態。
そこで、現在25ある化粧品の主要ブランドと、数千の商品数を、最大で3割へらす。
また、両社で別々にてがけていた生産と営業体制も見直す。
お互いに生産委託したり、原料の共同調達を拡大したり、販売促進を共同展開したりするのね。
ちなみに、他の化粧品会社は、先んじて戦略を見直してるよ。
資生堂は、5年前に、100あったブランドを4分の1に絞ってるし、
コーセーは、今年の春から1年かけて商品群の最大3分の2を減らす計画。
出遅れちゃってる花王だけど、さあ、巻き返しなるか。

■カミクダキストのつまりそういうこと?
化粧品では、花王よりカネボウのほうが事業規模が大きいから、
花王は買収したものの、カネボウに対して遠慮がちだったみたいね。
でも、そんなこと言ってられなくなったってことね。
(ずっ)