ファクタリング

ファクタリング (factoring) とは、他人が持ってる売掛債権を買い取って、
その債権の回収を行う金融サービスのこと。
たとえば、会社Aが、会社Bから商品を買ったら、代金を支払わなきゃいけないよね。
つまり会社Bは、その代金を回収する権利があるよね。
で、その権利を買い取って、回収を行うサービスをファクタリングっていう。
流れとしては、
債務者(会社A)が支払代行システムを構築したファクタリング業者と契約し、
債権者(会社B)がシステムへの参加についてファクタリング業者と契約する。
ファクタリング業者は、債務者(会社A)からは償還期日までに債務の満額を徴収して、
債権者(会社B)には、債権額面の満額(もしくは極めて満額に近い額)を支払う。
または、償還満期日よりも前に徴収できたら、満額から決められた率で割引いた額を支払う。
似たようなしくみでいうと、昔っから「約束手形」ってのがあるよね。
でも、手形の場合、貸倒の場合のリスクを債権者が抱えなきゃならない。
ファクタリングは、そのリスクをファクタリング業者が負担するから、債権者にとっちゃうれしい。
ちなみに、ファクタリング業者は、債務者から回収する額と、債権者に支払う額(割引した額)との差額で利ざやを得るのね。
それと、債権者・債務者双方からシステムへの参加料を徴収するのね。


■ひとこと
まあ、便利なものには手数料がかかるわけで、その手数料やら割引額で、ファクタリング業者は儲けるんだね。
(ずっ)