日本の携帯電話市場に大きな波がやってくる(1面)

携帯電話の最大手は、中国移動通信集団(チャイナモバイル)ってとこ。
5億人を超える加入者がいるよ。
で、その中国移動が進めてる通信方式を、ソフトバンクが次世代PHSサービスで導入するんだって。
次世代PHSってのは、データ通信に特化したサービスで、パソコンなどに差し込めば大容量の音楽、動画データを快適に楽しめる。
ソフトバンクは、PHS大手のウィルコムを支援中で、今年の夏に、ウィルコムからその次世代PHSを引き継ぐのね。

でも、次世代PHS規格で端末を開発してるのは、京セラとか一部に限られてるし、
商用サービスを展開してるのもウィルコムだけだから、コストが高くついちゃう。
いっぽう、中国移動が2011年以降に導入する次世代通信方式は、携帯電話の規格なんだけど、ウィルコムの規格と要素技術が同じ。
だから、規格を改良したら共通化できる。
ってなわけで、中国移動の通信方式を導入することにしたんだね。
ソフトバンクは、中国移動向けに開発された端末などを大幅な手直しなしで使えるから、投資コストを抑えられる。

ウィルコムの契約者は、端末や通信料金がさらに下がることを期待できる。
さらに、ウィルコムと中国移動の契約者は、同じ端末のまま、中国と日本でデータ通信ができる。
ま、とにかくメリットがいっぱいなんだね。
これまで、日本の携帯関連市場は、国内に閉じてきたけど、勢力を拡大する中国方式が入ってくることで、国際競争の波にさらされることになるね。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
ドコモと、auソフトバンクを足しても、1億ちょっとの契約数。
それに対して、中国移動は5億件だから、まさにケタ違いの規模だねー。
(ずっ)