排出枠の2国間取り引き(1面)

政府は、2020年までに温暖化ガス排出量を、1990年比で25%削減する目標を掲げてるよね。
で、その達成のために、独自の排出枠制度の創設を検討してるんだって。
アジアなどの新興・途上国と2国間協定を結んで、日本企業が輸出した低炭素型のインフラ・機器の導入で減らした
排出量を日本の削減分に算入するってしくみ。
これまでの排出枠の利用は、クリーン開発メカニズム(CDM)などの国連の制度に基づいて実施してたけど、
手続きが煩雑だし、審査にも2年以上かかって、使い勝手が悪かったのね。
でも、2国間だったら、迅速になるね。
独自の排出枠制度は、去年12月の第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)でまとめた
コペンハーゲン合意でも認められてる。
ちなみに、中国で計画中の石炭火力発電所をすべて日本の技術で建てたら年間8300万トンの排出を減らせる。
これって、日本の排出量の約6%なんだって。こりゃでかい。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
制度うんぬんもあるけど、地球のためにも、日本の技術をどんどん広めなきゃね。
(ずっ)