ギガハウスを作るのだ(1面)

新しい素材ができると、新しい生活が生まれる。
慶応大学の小池教授が開発したのは、今の40倍以上の伝送速度(映画一本を1秒で送信できるんだって!)をもつプラスチック光ファイバ
さらに、液晶ディスプレイを明るく、ムラなく、高精細に見せることのできるバックライト用のプラスチック板。
でね、ここまでなら研究室の中のお話なんだけど、今日のニュースは、そんな技術の実用化に向けた動きが始まったよ、という話。
教授と、東芝旭硝子三井化学ソニー積水化学工業が共同で、その新しい光ファイバと高精細大型液晶テレビを存分に使ったモデル住宅、その名も「ギガハウス」ってのを5年後に実現すると宣言したんだって。
つまりね、ものすごく大容量のデータをストレスなく送受信できて、それを余すところなく表示できる大型3Dディスプレイがあれば、こんな生活ができるよ、ってのを実感できるモデルハウスだね。
たとえば、テレビ電話は等身大&3Dで目の前に相手がいる感覚に。
医療も、手術ロボと組み合わせれば遠隔手術ができたり、オンライン3D大画面ゲームもあり。
日本発の技術を結集した大プロジェクト、政府も今後5年で40億円を援助するんだってさ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
「距離」という概念が無くなってしまうような生活。
デジタルどこでもドアだね。
(tj)