オバマさん、金融機関に思いきった課金(国際2)

アメリカ政府が、大手金融機関から特別税を徴収する方針だって。
その名も「金融危機責任手数料」。
金融システムの安定化にこれまで投じた公的資金を穴埋めするために、徴収するんだね。
向こう10年で、約900億ドル(約8兆2000億円)を、資産規模500億ドル超の大手金融機関に課金する。
AIGなどの保険会社や、証券会社も含める。
公的資金で支援を受けたかは無関係だって。
業績が急回復した大手金融機関は、経営幹部に多額の賞与を支払う予定だから、
納税者の不満を和らげるために金融界に負担をさせなきゃってことなのね。
大手金融機関の多くは、公的資金を利子つきで返済済みだけど、それでも追加負担を迫るのは、
政府の赤字拡大と、高額ボーナス復活などへの国民の反感を考慮してるんだね。
ちなみに900億ドルってのは、金融安定化のために投じた公的資金から、回収した額などを引いて残った実際の損失額。
だから、金融界にとっても、比較的受け入れやすい、落としどころとも言えるんだって。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
まあ、アメリカの金融機関の賞与は、ハンパないからね。
そりゃあ、国民も怒りますわな。
というわけで、今回の方針なんだね。
(ずっ)