BOPビジネス

BOPってのは「Bottom of Pyramid」の略。
直訳するとピラミッドの底辺って意味で、いわゆる貧困層のこと。
貧困層って、すなわちお金をあまり持っていない人達だから、これまでは
ビジネスの対象になりにくいと思われていた。
でもね、実は貧困層だけを集めると物凄い人数になり、一人一人の経済力
は弱くても、全部足せばかなりの経済規模になることに企業も気がつき始
めたんだ。
なにせピラミッドの底辺だから、裾野は広いってね。
で、最近はそこを対象にしたビジネスが注目を浴びてるの。
特徴は、単に貧困層に物やサービスを売りつけてウッシッシってんじゃな
くて、貧困層の自立を助けたり、サポートするようなビジネスであるこ
と。
そしてその中で、企業もきちんと適正な利益を頂きますということ。
だってさ、単にボランティアとして弱きを助けるだけじゃ企業としても長
続きしないじゃない。
持続的にサポートするためにはちゃんと利益が上がって、ビジネスとして
成立しなきゃならないからね。
それが両者にとって必要なことなんだよね、という話。


■ひとこと
そこにビジネスチャンスがあるから企業は手を出すわけで、社会貢献と
BOPビジネスって、紙一重よねえ。
大事なのは志。
(tj)