カネボウの再編にケリ(企業総合)

白髪染めのビゲンでお馴染みのホーユーが、旧カネボウ(今の名前はクラシエ)の買収を発表したよ。
カネボウって2004年に経営危機に陥ってから、事業を分割&新たな引き受け先を探したりと、再建の道を探ってきた。
その、5年に及ぶ作業が、ようやく決着したってことね。
簡単に振り返ってみようか。
まず、カネボウは2004年に国の支援を受けて再生に着手した。
まず、繊維・化粧品・日用品・食品・医薬品の5事業を残して後の小さな事業は整理、売却。
で、主力事業の第一弾として繊維事業はセーレンなどに売却(05年)。
次いで稼ぎ頭の化粧品事業を花王に売却(06年)。
で、残りの日用品・食品・医薬品は一旦、投資ファンドに売却された(06年)。
ただ、投資ファンドは暫定的な受け皿になっただけで、最終的には投資としてじゃなくて、ちゃんとビジネスとして継続してくれる親を探してた。
そこでようやくたどり着いたのがホーユーだったんだね。
「重複してる事業も少ないし、大きなリストラしなくても、相乗効果出せるんじゃないかな?」とはホーユーの社長コメント。
頑張れー。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
安い買い物だった、と言えるようになるといいね。
(tj)