ベゾスもチャーチルもカミクダキスト(オピニオン)

今日はFinancial Timesのコラムから、アマゾンのジェフ・ベゾスと英国のチャーチル元首相には共通点があるというお話。
どんな共通点かというと、2人ともメモ形式の報告を好んだんだって。
長くて細かい文書や、図表やら注釈だらけのプレゼンテーションではなく、簡潔な「メモ」形式で報告するよう、部下達に求めたらしい。
例えばチャーチルは「我々は職務遂行上、大量の文書を読まなければならない。その大半はあまりに長い」「真に重要なことを簡潔に説明する訓練をすれば、考えが明確になるはずだ」と指令を出した。
そしてアマゾンの役員会は、会議の初めに出席者全員が議題を説明した最長6ページのメモを黙読&熟読するところから始まる慣習があるらしい。
議論はそれから。
おのずと報告する側のスキルも必要とされるし、される側も本質的な議論とスピーディーな判断ができるってことだよね。
ただ、簡潔さを求めすぎるのも問題があるかも、だって。
例えばトランプは長い文章を読みたがらず、「This is a pen.」みたいな単純な文章2、3点と写真を添付した資料を好むんだって。
それとこれとはだいぶ話が違う。

■カミクダキストのつまりそういうこと?
「たとえ砕けた言い方でも、短くて言いたいことがよくわかる表現は恐れず使おう」というチャーチルの言葉は響く。
トップがこれを言ってくれると助かるよね。
大抵は間にいるわからんちんが話を面倒にする。
(tj)