新興国の賃金が急上昇(総合2)

東南アジアやブラジルなどの新興国で今年1月、最低賃金が一斉にあがったよ。
賃上げストの多発などを受けて、新興国の工場の賃金は、2003年の2.2倍に高騰。
もともと日系企業などは、人件費が高騰しちゃった中国を避けて、比較的賃金が低い東南アジアに
拠点を移すようになってきたんだけど、結局移った先の国でも玉突きのように賃金が上がっちゃったってことね。
こうなってくると、安い賃金頼みの製造業の「国際分業」は、成り立たなくなってきちゃう。
ということで、新たなビジネスモデルをそろそろ考えなきゃって時代に来てるよ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
新興国の賃金があがると、工場などの人件費コストがあがる。
けど、いっぽうで新興国に住む人の購買力も高まるわけで、単純にマイナス影響だけではないという捉え方もあるよね。
生産現場の自動化などでコスト増を抑えて、購買力の高まった内需を開拓することが今後は重要だって日経の記者はいってるよ。
(ずっ)