経営の視点というコラムから(企業)

10月5日ソフトバンク孫社長ツイッターで「少し守りに入りかけている己を恥じ入る。
もっと捨ててかからねば」とつぶやいた。4日前に業界4位のイー・アクセスの買収発表

したばかりだってのに。
10月5日って言ったら孫社長が尊敬するアップルのスティーブ・ジョブズ氏の命日。
そのジョブズ氏は生前「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を
私は本当にやりたいだろうか?」と自らに問いかけてから仕事に向かっていたという。

そんなことも関係してんのかな。
さらに10日には「目標が低すぎないか?平凡な人生に満足していないか?」って
つぶやいた翌日、なんとアメリカ第3位のスプリント・ネクステルを買収発表。
という具合に孫社長は成長への欲望むき出しでガンガン攻めてるのだ。
コレ、裏目に出れば一気に会社存亡の危機に追い込まれる話だけど、逆にリスクを
避ける「正気」が会社をむしばむことだってある。守りに入ることで小さくなっちゃうってね。
4期連続赤字のソニーの場合、その原因を「CFO(最高財務責任者)経営」って幹部が
言い表している。セーフティーにセーフティーに行こうとするあまり成長の芽を摘んじゃった

ってね。
GE元会長のジャックウェルチは「ビジネスはゲームだ。そのゲームに勝つこと、これに
勝る快感はない」って言った。
日本の多くの企業が「勝つ快感」を忘れて久しい。日本経済は冷えたまんま。
責任は経営者にあるぞってお話でした。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
男気かな。
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