生物遺伝資源データベース!(科学技術)

薬とか食品、触媒とかを開発する時ってさ、天然に存在する生物の力が活
用されてきたんだ。
で、「天然に存在する生物の力」ってのは突き詰めれば、特定の「遺伝
子」が持ってる力ってことになる。
例えば、高脂血症の薬のもとになったのは、京都産の米に付着したカビだ
し、オンコセルカ症って病気の治療薬は、静岡のゴルフ場の土壌から分離
した菌だしね。
そんな、遺伝子を産業の資源として扱う考え方を「遺伝資源」という。
で、今日のニュース。
環境省が、それら国内の遺伝資源をデータベース化するんだって。
このデータが整えば、今後世界各国との情報共有や相互利用、さらには権
利関係も整備して、日本に利益が出るようにすることを目指すんだって。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
実は日本には世界の生物種の約5%が存在しているらしい。
面積比でいったらかなり多いよね。
遺伝資源はまさに「資源」。
競争力の源になるね。
大事にしましょ。
(tj)