市場、中国(経済2)

11月の統計。
アジア向けの輸出が14ヶ月ぶりに前年比プラスになったってさ。
米欧向けはガッツリ前年割れ、全体でも前年割れが続く苦しい状況の中、
アジア向けだけが頑張っているよ。
中でも特に頑張っているのは中国向け。
プラスチック原料や自動車部品なんかが目立っているね。
で、以前と少し違うのは、昔なら中国に輸出した後、それは「世界の工
場、中国」で加工され、最終的には欧米に輸出されてた。
それがね、最近の中国は「世界の工場&市場」、つまり中国自身が
最終消費地として成長してきたもんだから、中国で加工され、中国のなか
で消費される、ってのが増えてきてるんだって。
家電や自動車の購買力はハンパないよ。
もうさ、日本の景気回復は中国抜きでは語れないっての。
だけどさ、頼りすぎると足元(国内)がいつまでたってもふらふらのま
ま、って心配もあり、最後は自分自身で立ち直らなきゃならないってのが
結論みたいね。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
グローバル化が大事だと言ったり、内需が大事だと言ったり、一方で日本
の人口は減るし、世界の人口は増えるし。
立ち位置によって見え方は変わるね。
(tj)