クロスメディア

マーケティング用語。
似て比なるものとして「メディアミックス」ってコトバがある。
例えば何かの宣伝をするとき、昔なら若者にはテレビ、主婦ならチラシ、サラリーマン向けには新聞、みたいな感じで、ターゲットをなるべく広くカバーするためにいろんなメディアに広告を出す、って考え方だった。
それがメディアミックス。
で、最近の流行りはクロスメディア
こちらもいろんなメディアを組み合わせて生活者とコミュニケーションを取ろうとする作戦なんだけど、考え方が違う。
同じ人に、いろんなメディアで何度も接点を作っちゃおうっていう考えなんだよね。
典型的なのは「続きはウェブで」っていうTVCM。
まずは存在を知らせるためにテレビを使い、詳しい情報はスペースや時間に制約の無いウェブサイトを使う。
他にも屋外広告とか電車内の広告とかケータイとか、いろんなメディアを使って一人の人に対して取り囲むようにコミュニケーションしちゃうんだね。
メディアの特性を活かしながら、メディアを超えてアプローチする。
それがクロスメディアってやつね。


■ひとこと
インターネットの登場で、主役は企業側じゃなく生活者側に移ったんだね。
どちらに視点を置くかってことだ。
(tj)