中東産油国と日本商社が手を組む(1面)

中東の産油国カタールの国営石油会社が、伊藤忠などといっしょに
ベトナム南部に石油化学コンビナートを建設・運営することで、最終調整してるんだって。
中東産油国は、潤沢な資源と資金を持っていて、アジアでの事業ノウハウを持ってる日本企業と
組んで、新興市場を開拓しようって考え。
これからの、モデルケースになっていくかもね。
カタールの石油会社会長は、「国営石油会社が自国内だけにとどまる時代は終わった」って言ってる。
消費国での石油精製、石油化学への投資、他の資源国での石油・ガス開発を積極的に進めるんだって。
欧米諸国の原油の消費が頭打ちになる一方で、アジアではエネルギー需要が急速に伸びていて、
カタールはアジアを重点市場と位置づけてるんだね。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
国内の人口がどんどん増加してる中東産油国は、産業を多角化したり、雇用をつくることが急務。
そこで、いままでのやり方だけでなく、海外の企業や事業に、潤沢な資金を振り向けているってのもあるみたい。

(ずっ)

格安航空の大本命参入(企業2)

機内食を有料化したり添乗員を減らしたり、とにかく効率化を図って格安運賃でサービスする航空会社をLCC(ローコストキャリアの略)って言うよ。
その草分け的存在でLCCの大本命とされるアジアの最大手エア・アジア(マレーシア)も日本市場参入を発表。
12月に羽田‐クアラルンプール線を開設。
運賃は大手より5〜7割も安い。
しかも期間限定の早割で5,000円なんて席も用意。
LCCは成田‐ケアンズジェットスター(豪)とか茨城‐上海の春秋航空(中)があるよね。
今回、国際定期便デビューの羽田に大本命の登場で価格競争は一気にヒートアップ。
ANALCC別会社作って対抗する準備中。
国内勢は危機感を募らせているよ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
航空運賃も「今までの値段ってなんだったの」って思えるようになるってことだ。
次は車かな。10万円の電気自動車とか。
(104)

都心住宅地価格、そろそろ底なの?(経済2)

都心住宅地の価格。
リーマンショック以降ドーンと値段が下がっていたんだけど、そろそろ底打ち感が出始めてるってさ。
「底打ち感」ってまた微妙な表現だね。
具体的には、まだ下落傾向には違いないんだけど、下落幅が小さくなってきてるということらしいね。
「お、そろそろ底なんじゃね?」くらいの感じか。
ドーンと下がった値ごろ感と、政府の景気対策金利の優遇)とかで、需要が戻ってきてるんだね。
でも、円高とか株安とか、景気への不安材料はまだまだあるから、本当に底かはわからないんだってさ。


■カミクダキストのつまりそういうこと?
後になってグラフを眺めて見ないと、本当の底はわからないね。
(tj)